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2012年04月20日

乗鞍遠望(伊西峠より)

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 神岡市街地と山之村を結ぶ、長い曲がりくねった道。これでもかと思うほどヘアピンカーブが連続し、自虐的な気持ちにさえなりかけた頃、伊西トンネルが見えてほっとする。まるで苦行のような道中に救いがあるとすれば、尾根筋を通る時に垣間見える、乗鞍の遠望。いつも目的地への道を急ぎ、はっとしてそのままになっていたが、今日はひとつ停まってじっくり見てみよう。山之村へ行くのはとりあえず中止。
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2011年11月10日

彩秋

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 紅葉の季節が来ると、花見の時同様じっとしていられないのは日本人の遺伝子だろうか。普段見慣れた里山の見事な変身ぶりが、次々と私の目を奪う。どこにその美しさの秘密があるのだろう。よく見ると、同じような色にみえても実際は微妙に違う様々な色が含まれていることに気付く。山の上の方が、深い色合いになっている。暗い色があって始めて、鮮やかな色がよりいっそう輝く。落葉広葉樹の雑木の紅葉と、杉檜の常緑とが混じり合っているのが、日本の里山の特徴かもしれない……そんなこんなを考えながら、注意深く色を重ねていく。
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2011年10月24日

紙漉きの里(飛騨市河合町有家)

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奥飛騨の紙漉きの里はもうすぐ楮の収穫期を迎える。今はもう2軒のみとなった紙漉き職人の家のひとつ、清水さんの家を訪ねた。昨冬、NHKテレビの取材があって、その番組放映について知らせてもらって以来、ご無沙汰していた。いつもにこやかに迎えてくれる。取材が大変だった話、今年の楮の育ち具合の話、いろいろつもる話を聞かせてくれる。でも心得ておられて、描いている間は上手く距離を保ってくれている。11月に入り、葉が殆ど落ちたら刈り取り、皮剥きと、いよいよ紙漉きの工程が始まる。
帰り際、自家製のゴーヤの佃煮をおみやげにくれた。
タグ:山中和紙
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2011年10月09日

道ばたの地蔵さま(飛騨市神岡町小萱)

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 伸びやかに開けた小萱台地のまん中あたり。見過ごしてしまいそうな小さな地蔵様が4体、路傍に並んでいる。もとは別々の場所にあったものが農地や区画整理等で寄せられたのだろうと思うが、素朴で自然な様子に心惹かれた。
 描き始めて3日目、仕上げにかかっていたその時、老人がやって来た。すぐ傍で描いている私の方には目もくれず、真直ぐに地蔵様に向かい、手を合わせた。
『今日もお地蔵さまのおかげで、元気に働くことができまして、ありがとうございます。・・・・南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。』
思わず私も筆を置いて、共に手を合わせていた。
そうか、お地蔵さまのおかげなんだ...。あやうく描くだけで終わるところだった。おじいさん、ありがとう。
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