2010年03月22日

2009年07月19日

歌舞伎座にて

090719kabukiza.jpg
 歌舞伎座さよなら公演の高山巡業のポスターを目にして、歌舞伎座が建て替えられることを思い出した。高山巡業も良いが、これはやはり現地で見おかなければと、東京へ行く機会に寄ることにした。続きを読む
posted by kazumim at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) |

2009年05月03日

また京都へ

09歌舞練場(未完)

 朝、少し早めに宿を出て、中途のままになっているスケッチの続きを描きに向かう。京阪三条で降りてパンを買い、鴨川べりに出る。
 変わらない風景が迎えてくれる。たしかここに腰掛けて描いたはず。2年と3ヶ月ぶりに開くスケッチブックのページ・・・前回のスケッチと見比べてみる。軒下にずらりと並んだ赤い提灯。あれ?見落としていた?・・・前回は冬だったために、提灯は出ていなかったのだと気付く。
 絵の中に赤い色があるというのは良い。提灯を加筆しながら見直してみると、前のスケッチの甘さがやたら目につき、あちこちと手を入れたくなる。風景は変わらないけれど、2年の間に私自身の目が変わってきているようだ。
 もうギャラリーへ行く時間だ。今回もまた仕上がらなかった・・・今日が個展の最終日。次に描きに来れるのはいつになるだろう。(先斗町歌舞練場)
posted by kazumim at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) |

2007年11月27日

奈良のシーサー

071124kasihara_seesaa.jpg
大阪で週末を過ごした次の朝、時間があったので橿原に寄り道をした。橿原神宮はずっと昔、中学校の遠足の帰りのバスの休憩か何かで寄ったところだが、境内には入ったことがなかった。圧倒されるようなスケールに、この神社が担ってきた役割と権威を感じた。折しも紅葉の盛りの季節だがここは常緑樹の樫の木ばかり。
神宮を後にして町を歩いてみることにした。小さな踏切の向こうに心惹かれる佇まいの家がある。近付いてみると、もとは立派な民家のようだが相当傷んでいて一部屋根が崩れている。
あれ?シーサー?・・・塀の屋根の棟の上に乗っているのはどう見ても獅子のようだ。まさか奈良で屋根獅子に出会えるとは・・・(内地の屋根獅子についての情報がありましたらお寄せください)。
posted by kazumim at 23:21| Comment(1) | TrackBack(0) |

2007年06月07日

兵庫県公館(迎賓館)

070607hyogo-kokan.jpg

神戸での個展期間中、朝の2時間ほどがスケッチタイム。梅雨入り前の今が一番気持の良い季節。緑もまだ若い色で重たくない。
兵庫県公館は写生のメッカのようだ。迎賓館正面の位置には続々と絵画教室の人たち(平日なので年輩の方がほとんどだったが)が集まってきて、場所取りは早い者勝ち。大変そう。

今回は敢えてペンを使わずに水彩で細かい部分まで表現してみた。
少し神戸と仲良くなれそうな気がしてきた。
今日は個展の最終日。さて、そろそろギャラリーに行くか。
posted by kazumim at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) |

2007年04月15日

海で(富山市岩瀬浜)

070415iwasehama.jpg

「海」という言葉は何か特別な響きを持っている。
近くに無いからだろうか。子供の頃、旅の途中で車窓から海が見えると「海!海!」とはしゃいだものだ。今だに海を見ると無条件に気持がざわめく。未知の世界を遠望するような、あこがれに似た気持。
 岩瀬の町で絵を描くために一緒に来たはずの娘は、海を見たとたん走っていき、絵の道具を背負ったまま貝殻集めに熱中している。
風が強い。カモメが見ている。
posted by kazumim at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) |

2007年04月04日

二枚の未完の絵

07spring@tokyo.jpg

しばらくの御無沙汰でした。
東京、麻布十番での展覧会を終えて帰って来ました。
個展に来て下さった方々、有難うございました。
麻布は初めての町でしたがよそよそしい感じはありませんでした。坂を登ったり降りたりしながら、大使館の多い土地柄を反映したちょっとした異国情緒も楽しんでみたり、少し足をのばして有栖川公園に集まる太公望達と一緒に池のほとりに佇んでみたり・・・初めての町だけど、居場所を見つけられるような、そんな町に思えました。旅先で描きたいシーンにこれほど出会えた町も初めてです。
二枚の未完のスケッチが残りました。さて、続きをいつ描きに来ましょうか。
今回お会いできた方も、会えなかった方も、またきっとお会いできますように。
posted by kazumim at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) |

2007年01月08日

そして神戸・・・

070108kazamidori.jpg

 私は旅のスケッチが苦手である。
これまでの私の絵は、普段見ている風景が中心である。暮らしの中でいつの間にか心に染み込んでいたものが、ある時ふと描きたい風景となって目の前に表れる。それがいつ来るのか、どう言う形をとって表れるのかは自分でもわからない。だから旅で出会った風景が絵になる場合は非常に少ない。初めて訪れた場所がすぐに絵になるとすればそれは、相当な強い印象や理由があってのことだった。
 神戸の絵を望まれていた。神戸は何度も訪れているし好きな街だけれど、今まで絵にしたのは高校生の時に港を描いたモネ風の油絵と、前回の個展の時に描いた小さな夜の公園の絵だけだった。今の生活の中でゆっくりスケッチ旅行をするゆとりはなく、月日ばかりが過ぎていた。
 今年の正月、わずか2泊ほどだがやっとその機会を作ることができた。今回はロケハンのつもりで。生活のない土地では観光客になるしかない。学生時代以来の北野の異人館巡り。観光コースに乗っかるのは趣味ではないが、来てみるとさすがにどれも見応えがある。有名な風見鶏の館。風見鶏がよく見える場所を捜しまわってやっと見つけた。取り敢えずここで一枚。
続きを読む
posted by kazumim at 01:35| Comment(3) | TrackBack(0) |

2005年12月02日

ぶんだはんの路地(大阪府四条畷市)

051202nawatebundahan.jpg

 今回の個展のために訪れた土地は私の故郷、四条畷。朝の散歩で遠い記憶を辿る。随分変わってしまったように見えるが狭く入り組んだ道は昔のまま。こんなに狭かったのかと改めて思う。
 ある閉まった板戸の前で足が停まった。小学生の頃、ここのお寺の本堂でそろばん塾をやっていた。塾が始まるまで、裏の駄菓子屋「ぶんだはん」で何か買って食べて時間を待つのが習わしだった。
・・・とぎれとぎれの記憶が次第につながり出す。
posted by kazumim at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) |

2005年08月13日

安曇野にて

2泊3日の安曇野スケッチ合宿の引率。
「避暑に、いってらっしゃい。」と送りだしてもらったが・・・暑い。
世間のイメージで避暑のつもりだったが、聞けば穂高町近辺は標高400?500m。だとすると、高山よりも200m程低いことになる。
しかし、日常を離れての美術館巡りにスケッチ三昧の日々は、大いに心を涼しくしてくれた。

rokuzan050809.jpg
 碌山美術館にて(2005/8/9)

(続き?「大王ワサビ農場」、「安曇野ユースホステル」)続きを読む
posted by kazumim at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) |

2005年08月05日

京の夏・飛騨の夏

doushisha050729.jpg

京都の夏を一週間味わった。
小さな路地の職人の店。御所を通り抜ける自転車。大学通り。古い喫茶店。おばんざい。町の匂い。「おおきに」、「お休みやす」・・・遠い記憶が次第に肌感覚で甦る。確かに私はこの町で4年間を過ごしたんだと。(「同志社・有終館」2005/7/29)

飛騨に帰る。この異常な暑さは避暑地とはとても思えない。久しぶりの神岡での仕事の帰り、峠の手前の直線道路でふいに目にとびこんできた緑。車を停めて少し歩く。ふる里と呼ぶにぴったりの田園風景。でもそのふる里も少しずつ変わっている。道が整備されたり、土地が造成されたり。稲田は農薬散布の時期。草刈りの音も聞こえる。田舎には田舎の時間が流れている。(「神岡町柏原」2005/8/4)

kashihara050804.jpg
posted by kazumim at 00:13| Comment(2) | TrackBack(0) |

2004年11月07日

片隅(新宿区横寺町)

yokodera.jpg
posted by kazumim at 10:53| Comment(1) |

2004年08月14日

夏休み(敦賀市松原)

夏休み(敦賀市松原)

1日目。夏の若狭のやわらかな波の間に漂った。
髪の毛の一本一本が水中に広がリ、海の冷たさと深さを後頭部に感じた。
真夏の太陽が閉じた瞼を突き抜けて眼球の奥まで差し込んできた。
2日目。浜に座っていた。
沖には白波が立ち、風は気まぐれに細かな雨を運んで来たが、すぐに持って行った。
2004年の夏休み。アテネ五輪が開幕した。
posted by kazumim at 10:34| Comment(0) |

2004年05月02日

ダイビル

ダイビル

「ダイビル」というネーミングがいかにも“大大阪時代”という背景にぴったりに思えて、一応見ておかなければと思って足を伸ばした。そして今回の『モダン大阪』探訪はここから先に進まなくなってしまった。まるでコンペさながら力の入った建築物が主張しあい変貌を続ける大阪中ノ島界隈において、このダイビルは、様式や意匠云々を越えて何か時代の“記憶のシミ”を集約したかのように黒々と重く存在し、語りかけてくる。(1925(大正14)竣工 設計:渡辺節
posted by kazumim at 10:21| Comment(0) |

2004年01月05日

雪の無い正月(大宇陀にて)

雪の無い正月(大宇陀にて)

正月、雪の飛騨を脱出して奈良県の実家へ帰省した。 久しぶりに過ごす雪の無い正月。
近くの大宇陀町にスケッチに行く。
posted by kazumim at 09:58| Comment(0) |

2003年09月05日

香里団地(大阪府枚方市)

香里団地(大阪府枚方市)

大阪方面へ行く時には香里団地に居る友人宅に泊めてもらう事がある。昭和30年代から開発されはじめた日本の団地の草分け的存在の一つ。はじめに建てられたところは建具等も木製だった。今は老朽化したところから建替えも進んでいる。欅の並木や各棟の間に植えられた木々は今では見事な大木となって緑陰を作っている。この団地で生まれ育った世代が今では次の世代を育てているのだ。ふるさとの一つの形がここにある。
posted by kazumim at 09:29| Comment(0) |

2003年07月28日

小谷村真木

小谷村真木

長野県小谷(おたり)村真木。 車で入る事はできず、山道を歩く事1時間半。そこに美しい茅葺き民家の集落がある。
映画『楢山節考』のロケ地となったところ。
古くは街道沿いで12軒、90人が暮らし、昭和の始め頃には電気も通じ、分校もあ
ったが、40年代に最後の住人が山を降り、今は共働学舎がこの地を管理している。
憧れの真木にやっと来る事ができた。
posted by kazumim at 00:26| Comment(0) |

2003年07月27日

真木共働学舎

真木共働学舎

車では入れない厳しいこの地で自給自足の生活をしながら暮らしている人々がいる。
田畑で穀類や野菜を作り、山羊や鶏を育て、山水をひき、竃門に火を起こして料理を
する。 広い集落内はきれいに草刈りがなされ、山道も整備されている。屋根の葺き替えのた
めの茅場もある。
人の暮しが自然と美しく溶け合っている。桃源郷とはこういうところの事をいうので
あろうかと思うと同時にその桃源郷を作っている人々が居てこそだとも思う。冬はさ
ぞかし厳しかろう。
posted by kazumim at 00:24| Comment(0) |

2003年06月29日

榛原町萩原(玉立)

榛原町萩原(玉立)

実家が奈良県榛原町に越して3年目になる。大阪に暮らしていたのに隣の奈良県の事
をほとんど知らなかった事に今さら気付かされている。"大和棟" という独特の屋根の形にもここで初めて出会った。

榛原町玉立。素晴しい棚田にひかれて車を降りた。歩いていくと大和棟の多く残る美 しい民家群があった。梅雨の晴れ間の日曜日、父親が車を洗っている傍で幼い娘が手伝うと言って遊んでい る。
立って描いていると椅子を持ってきてくれた。
posted by kazumim at 23:34| Comment(0) |

2003年06月21日

今井町にて

今井町にて

個展のため奈良に滞在中、橿原市の旧市街、今井町を訪れた。
環壕に囲まれた中世の城塞都市を母胎とし、江戸期には大いに栄えて「大和の富は今
井に七分」と謳われたという。重文となっている豪商の家々だけでなく、町並みその
ものが非常に美しい。昭和30年頃から保存運動が始まり、現在はそのブロック全体
が重要伝統的建造物群保存地区となっている。
どこからか聞こえてくる子供たちと母親の声。次第にトーンがあがってきて最後に
「うるさい!」と父親の一括する声。人々のふつうの暮らしの息遣いがここには残っ
ている。
posted by kazumim at 23:31| Comment(0) |