2011年02月23日

落日

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最初のスケッチは短時間で終わり、
家の近くまで戻って、何かもの足りずに少し付近を回ってみる。
穏やかな晴れが続く。
雪の嵩が目に見えて減っていく。
また寒くなるとは言うが、この雪の量にこの光はたぶん今日限り。
広い台地の田圃の間。長い直線道路。
目の前の景色に不意に心惹かれ、急停車した。
落ちていく日が空気をピンクに染め上げ、雪の上に紫色の陰影を作る。この瞬間を描き留める。

                      (高山市丹生川町北方広殿)
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2011年02月19日

雪晴れ

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丹生川の、一番高いところにある、
とても小さな、美しい集落。
乗鞍の絶景を恣にできる。
民家は5軒だけ。牛を飼っている家は冬も留まる。
山水が庭先に滾々と湧き出ている。
“いい天気ですね。”
“ああ、助かる。これでだいぶ融ける。”
雪晴れの日。(丹生川町曽手)
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2010年11月20日

燃え尽きる、秋(高山市丹生川町)

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里山の秋が終わろうとしている。
今年の紅葉の鮮やかな色は、どこか痛々しくさえ思えるほどだった。
あまりにも暑かった夏と、その後に来た急な冷え込みのせいだろうか。
しかし11月に入ってからは小春日和が多く、やっと体も慣れて、紅葉を楽しむ余裕もでてきた。この山はほとんどが広葉樹で被われ、とりわけ紅葉は見事だけど、もうそろそろ終い。いつも通り過ぎる景色だけど、今日は停まってみた。
傾きかけた太陽が斜面を燃やしていく。深い陰影が生まれ、やがて夕闇に沈む。
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2009年03月20日

遠き山に日は落ちて

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春分__穏やかに一日が終わる。
この景色は前に一度急いで描いたが、時間をかけて描き直したかった。
日が長くなった。5時の音楽が流れてくる。
今日はこれで終わり。
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2008年03月04日

white field

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今年の雪は2月に入ってから毎日のように少しずつ降り続き、大雪というような日はほとんどなかったが、いつのまにか容易に消えそうにないほどの雪の層ができていた。
散歩の途中で立ち停まって町方方面を見渡す。田んぼ全体が白いお菓子みたい。生クリームで丁寧に形作って粉砂糖をかけて・・・
風はまだ冷たい。
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2008年02月17日

工房への道・冬

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飛騨に来て18回目の冬。丹生川村桐山の古い民家を借り、裏の板倉を工房として家具を作りはじめて13年経った。
こういう仕事をしていると、いつも木が身近にあるわけだけど、とてもそれは自然なことで、人の暮しはずっと木のとなりにあったことがよく解る。
木の命を繋ぐことは人の命を繋ぐこと。森が無くなったところは人も暮らせなくなった。今さら環境問題で取り上げなくてもずっと昔から人はそれを知っていたはずなのに・・・。
ここで暮しているとそんなことを考える。
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2008年02月11日

光の春

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『光の春』と言う言葉をラジオでたまたま耳にした。飛騨に暮すようになって季節の変化というものをとても感じるようになったが、中でも感動的なのは冬から春にかけての時期である。春に近づくことがこんなにもうれしいものだと知っただけでも飛騨に暮した意味があるようにさえ思う。『光の春』と言う言葉を聞いた時、思わず「そうそう!」と返事をしたくなった。まだ最低気温はー10°を下回り、大雪の日もあるが、ひとたび太陽が顔を覗かせればその強い光はまさに『春』に違いない。樹々の枝先がぼうっと赤みを帯びてきたのも春の証。

「二月の光は誰の目から見てももう確実に強まっており、風は冷たくても晴れた日にはキラキラと光る。厳寒のシベリアでも軒の氷柱から最初の水滴の一雫(ひとしずく)が輝きながら落ちる。
ロシア語でいう「光の春」である。」(倉嶋厚著『お天気歳事記』より)
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2007年10月03日

野の朝顔

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久しぶりの朝の散歩。
稲刈りの終わった田のボタに見つけた。
毎朝車で通り過ぎているのに気付かなかった。
こぼれ種から大きくなったのか。
草刈りにも刈らずに残した農家の優しさを思う。
夏の終わりから秋にかけて咲く青い朝顔が、私は好きだ。


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2007年09月27日

広野の月(高山市丹生川町北方)

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十六夜の月を観に出かけた。
1年前に描きかけた絵の続き。
芝生の広い公園沿いに並ぶ新しい住宅群のはるか上に、白く輝く月。
丹生川の新しい風景。
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2007年09月18日

秋日

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稲穂の影が日毎に濃く、
空気の透明度が深まってくる・・・秋になった。
                 (神岡町上釜崎にて)
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2007年09月09日

秋祭

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祭が終わった。
まもなく稲刈りが始まる。
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2007年07月28日

飛騨の夏

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午後四時を廻るころ、
風の中にすっと冷たさを感じ、
気がつくと昼間の重たいほどに感じた陽射しが優しくなっている。
いつの間にか辺りはひぐらしの声につつまれ、
お寺の鐘が鳴る。          (高山市丹生川町下保)
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2007年07月15日

遠い台風

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台風4号は太平洋上へ抜けた。
それでもその影響で雲の動きが激しい。
田んぼの上で不思議なものが揺れている。
苗を踏み荒らす鷺を避けるためだという。
気まぐれな晴れ間が透明な空気の中で強いコントラストをつくり出す。
                      (高山市丹生川町)
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2007年06月16日

梅雨の晴れ間(丹生川町下保)

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梅雨入りしたと思ったらもう中休み。
日差しは強いがさわやかな陽気。
乗鞍が見える。今年は何故か暖かい季節になってからも山が見えることが多い。寒かった春のせいか、残雪もいつもの年よりいくぶん多いようだ。
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2007年05月27日

こいのぼり(丹生川町下保)

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五月晴れの空に鯉のぼり、新緑、民家と残雪の乗鞍岳・・・五月に入ってから鯉のぼりをもう一度描きたくて、走る道すがらいつも探していた。下保は美しい里山風景が見られるところ。あちこちに鯉のぼりが上がっていて嬉しくなる。それでもこれほど役者が揃った風景は珍しい。
続きを読む(鯉のぼり考)
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2007年05月04日

2007年01月28日

暖かい冬

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降らない。
融ける一方である。
いつ来るかいつ来るかと構えて待っているのにいっこうに来ない。
景色はまるで三月。木々の枝先が心なしか赤みを帯びている様に見えるが、もう芽が膨らんで来ているのか。
今年は雪景色はあまり描けそうもない。(桐山より下保を見る)
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2006年12月18日

薄雪

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この冬初めての白い朝。
やっと来た。
暖冬で助かるとは言いつつも気持のどこかで待っていた。
早く描きに出なくちゃ。
冬の陽に、午を待たずに消えていった。(丹生川町桐山)
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2006年10月04日

彼岸花

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飛騨には珍しく彼岸花の並んだボタ。近くなのに今まで気付かなかった。子供の頃の大阪では田んぼの畦の彼岸花は当たりまえの風景だった。そう言えば春の田の蓮華もこちらでは見ないなあと思う。故郷の遠さを思うとき。(丹生川町下保にて)
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2006年07月28日

梅雨明け

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長い梅雨もようやく開けて、青い田んぼと夏空が嬉しくて、いつもは通らない農道に入っていった。娘は「外国に来たみたい」とはしゃいでいる。家のすぐ近くなのに。
たまに人が通るだけ。近くにせせらぎの音、時おり風が通る。夏の午後。
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