2011年03月29日

雪の門(跡津川)

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 考えてみると、毎年3月にはあまり絵を描いていない。
飛騨で3月というと、雪が溶けて大地が見え始めるが、まだ花は無い。
土が見えるのは喜ばしい事だが、美しさでは厳冬期の雪景色には叶わない。
また3月は1年の区切りの季節。別れの季節でもあり、普段と違う業務、忙しさと気ぜわしさ、それに1年分の疲れが来るのか、どうも調子が出ない。そんな事を言い訳にしていてもしかたがないので、今日は自分を思い出すために出かけてみた。
 茂住辺りで少し探索するも、見つからず。2月に描きに来てとても気に入った場所、跡津川にまた行ってみる事にした。やはりここでも雪はおおかた融けている。車を降りるとカモシカが2頭、前方の斜面を駆け下りていった。歩いていくと、次は猿に出会う。しばらくすると今度はウサギ。ああ、ここは動物達の暮らす場所なんだ、と思う。融け残った雪が、門のようになっていた。しずくが光りながら絶え間なく落ちている。これを今季最後の雪景色としよう。横を見るとまたカモシカ。じっとこちらを見ている。他に人は誰も居ない。用心のため車に熊鈴を取りに行く。が、描き始めるといつかそれも忘れていた。
posted by kazumim at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 神岡