2007年04月30日

桃花源

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 「桃源郷」は何故「桃」なのだろうとずっと思っていた。桜はいたるところにあるが桃畑は近くになかったので、桃の花が咲き乱れる様というのがどんなふうなのだろうと思っていた。
 飛騨に来て桃畑はあったが花の時期は短く、運良く通りすがりに見ることができたのは十年以上経ってからだった。山裾に薄桃色のベールがふんわりかかった様なその光景は桜とも梅とも違う、どこか透明な、夢のようでもあった。
その不思議な美しさのわけをみつけようとしているところ。 (高山市国府町)
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2007年04月24日

廃線と桜(旧神岡鉄道)

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奥飛騨神岡にもやっと春が来て、
線路脇の桜は今年も綺麗に咲きそろったけど、
もうここに汽車は来ない。
         
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2007年04月15日

海で(富山市岩瀬浜)

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「海」という言葉は何か特別な響きを持っている。
近くに無いからだろうか。子供の頃、旅の途中で車窓から海が見えると「海!海!」とはしゃいだものだ。今だに海を見ると無条件に気持がざわめく。未知の世界を遠望するような、あこがれに似た気持。
 岩瀬の町で絵を描くために一緒に来たはずの娘は、海を見たとたん走っていき、絵の道具を背負ったまま貝殻集めに熱中している。
風が強い。カモメが見ている。
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2007年04月11日

福寿草

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福寿草を見ると思い出すことがある。ずっと前の話。祖母が母のところに電話をかけて来た。「今日ね、・・・」から始まって朝からのいろんな出来事を並べて最後に「・・・福寿草が咲いてたの。」
このことを報告するための長い前置きだったのだ。大阪の住宅密集地の、庭の無い家のわずかな玄関先に、祖母は鉢植えを並べていた。その中のひとつの福寿草が、やっと咲いたのだった。母はその電話のことを私に「なんの電話かと思ったらね・・・。」と可笑しそうに話してくれたしてくれたのだった。
祖母は、初孫である私に子ができたことをたいそう喜んでくれ、娘の誕生後数ヶ月して亡くなった。今我家の周りは福寿草の花盛り。
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2007年04月04日

二枚の未完の絵

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しばらくの御無沙汰でした。
東京、麻布十番での展覧会を終えて帰って来ました。
個展に来て下さった方々、有難うございました。
麻布は初めての町でしたがよそよそしい感じはありませんでした。坂を登ったり降りたりしながら、大使館の多い土地柄を反映したちょっとした異国情緒も楽しんでみたり、少し足をのばして有栖川公園に集まる太公望達と一緒に池のほとりに佇んでみたり・・・初めての町だけど、居場所を見つけられるような、そんな町に思えました。旅先で描きたいシーンにこれほど出会えた町も初めてです。
二枚の未完のスケッチが残りました。さて、続きをいつ描きに来ましょうか。
今回お会いできた方も、会えなかった方も、またきっとお会いできますように。
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